マンションには、住民が共有する共有部分と、各家庭で独占的に使用する専有部分があります。
それぞれの違いは何でしょうか?
共有部分とは?
共有部分とは、マンション全体の住民が共有する部分で、主に以下のようなものがあります。
・玄関、エントランスホール
・エレベーター、階段
・駐車場、駐輪場
・屋上、庭
これらの共有部分は、マンション全体の管理が必要となります。
また、共有部分の改修やリフォームについては、全ての住民の承認が必要な場合があります。
専有部分とは?
専有部分とは、各戸が独占的に使用する部分で、主に以下のようなものがあります。
・部屋やバルコニー
・個別の駐車場や駐輪場
・収納スペースやトランクルーム
専有部分は、各戸が自由に利用することができます。
また、専有部分の改修やリフォームについては、共有部分に比べて承認が比較的容易な場合が多いです。
共有部分と専有部分の違い
共有部分と専有部分の違いは、所有権の対象が異なることにあります。
共有部分は、全ての住民が共有するものであり、共有する権利を持つことができます。
一方で、専有部分は、各戸が所有するものであり、他の住民が使用することはできません。
また、共有部分は、マンション全体の管理が必要であるため、共有部分の修繕や管理にかかる費用は、全ての住民が分担することになります。
一方で、専有部分の修繕や管理にかかる費用は、各戸が負担することになります。
なお、マンション1階居住者の「専用庭」は、専有部分ではなく共用部分になります。