家を買って転居するときに、住所を新しい場所に移すために、役所に転居届を出します。
その際に、移すのは住民票の移動であって、本籍を移動させる必要性は必ずしもありません。
本籍はどこでも良い
そもそも本籍自体は、今住んでいるところである必要はありません。
極端な話、どこでも問題ないのです。
戸籍とは、あくまで親子関係や婚姻関係などを記録するものであり、婚姻届には本籍の記載が必要です。この本籍をどこにするのかに特別な決まりはなく、日本国内であればどこでもよいことになっています。例えば、皇居や東京タワー、甲子園球場など、本来は一般人が居住できない場所を本籍にしている人もいます。
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本籍を転籍するときの注意点
ただ、せっかく家を買ったなら本籍も新居にしておきたいところ。
そこで、本籍を転籍するときの注意点をご紹介します。
転籍届には署名が必要
本籍を移すには転籍届を出す必要があります。
転籍届は役所にあるので、役所に行って記入するだけでOKなのです。
ただし、転籍届出には戸籍の筆頭者と配偶者本人の自筆の署名が必要になります。
提出は1人でも問題ないのですが、署名は夫婦ともに必要になるのでご注意ください。
異なる市区町村から転籍する場合は戸籍謄本が必要
異なる市区町村から転籍する場合は、転籍届とは別に、現在の本籍地の役所から戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)を入手する必要があります。
書類は本籍地に直接取りに行くか、郵送で取り寄せましょう。
もし同じ市区町村内での転籍の場合は不要です。