住宅ローン控除で節税って、そもそもどういう意味?

住宅ローン
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住宅ローンを組んで、銀行からお金を借りて家を買った人は、年末調整や確定申告でなんかお金が返ってくる。
節税になるらしい。
そんな風に漠然と思っている人もいると思います。

私もそうでした。

そこで、住宅ローン控除がどんな制度なのか?どのくらいお金が返ってくるのか、を記したいと思います。

住宅ローン控除って何?

住宅ローン控除とは、住宅購入のために借り入れた「住宅ローン」の残高の一部を、所得税や住民税から控除する制度です。

「住宅ローン控除」とは、住宅ローンを利用して住まいを購入した場合に、「年末時点での住宅ローンの残高の1%」が、入居時から10年間にわたって、給与などから納めた所得税や住民税から控除される制度のことをいいます。「住宅ローン控除」または「住宅ローン減税」として知られる制度ですが、正式には「住宅借入金特別控除」といいます。

https://www.yahagijisyo.co.jp/ventvert/club/guide/tax02.html

つまり、ローンの残り金額に応じて、その年支払うべき税金を減額させてあげるよ。
ということですね。

住宅ローン控除でどのくらいお金が返ってくるのか?

では、住宅ローン控除で、どのくらいのお金が返ってくるのでしょうか?

計算式は結構複雑で、購入した時期、住宅の種類、年収に応じて変わってきます。

おおよその考え方としては、住宅ローンの残額の1%
つまり、2000万円残っていれば、20万円が控除金額になる
と考えれば良いと思います。

細かい計算は、シミュレーションが簡単にできるサイトで確認することをおすすめします。

【イー・ローン】住宅ローンの控除(減税)シミュレーション|住宅ローンの検索・比較・申込みならイー・ローン
住宅ローンを借り入れた際の住宅ローン控除による減税額を計算します。このシミュレーションは、令和6年度税制に対応しています。

ちなみに、控除金額には上限があります。

一般住宅では4,000万円(控除額 40万円)
認定住宅では5,000万円(控除額 50万円)

となっています。

住宅ローンの改正による影響

この住宅ローン控除ですが、控除額が1%となっているのは、2021年12月31日までに住宅の取得や居住を開始した人になっています。

税制改正により、2022年1月1日以降は、0.7%になっています。

2022年1月1日以降に住宅の取得や居住を開始した方の住宅ローン減税は、以下のような内容になります。住宅ローンの年末残高に対して0.7%の減税控除期間13年間住宅ローンの返済期間が10年以上あり、年末時点の残高に対して0.7%の所得税が減税されます。所得税から引き切れないときには、住民税から減税します。住民税から減税できる金額には上限があり、所得税の課税総所得金額等の5%(最高9.75万円)までとなります。

https://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/column/011/index.html

すでに2021年までに借り入れしていた人には影響はありません。

超低金利時代な現状を考えると、この改正は仕方ないことかと思いますが、これから借りる方は「1%」ではないということにご注意ください。

住宅ローンには審査があります

そんな住宅ローンですが、誰でも使えるというわけではありません。

住宅ローンには審査があります。

審査が心配という方は、住宅ローンの審査に落ちないように、事前にできる対策はやっておくことをオススメします。

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