「なんか最近カビっぽい」湿気・通気・掃除の見直しポイント

掃除
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はじめに

ふと気づいたカーテンのすそ、クローゼットの壁、浴室のパッキン…。**「あれ、カビ?」**と思ったこと、ありませんか?
特にマンションは高気密・低通気の構造が多く、空気がこもりやすいためカビが発生しやすい環境といえます。この記事では、部屋別に「カビの温床」になりやすい場所と、その原因・対策をわかりやすく紹介します。


押入れ・クローゼットのカビは「空気のよどみ」が原因

よくある状況

  • 壁に接して収納を詰め込みすぎている
  • 扉を閉めっぱなしにしている
  • 中に湿気を含んだもの(洗ったばかりの布団・バッグなど)を入れている

対策ポイント

  • 壁との間に5cm以上の隙間をあけて収納
  • 週1回、扉を開放して風を通す
  • すのこ+除湿剤(シリカゲルや炭)を併用するのが効果的
  • 衣類には防カビ・防虫ハンガーもおすすめ

玄関・靴箱のカビは「湿気+におい+通気不足」

よくある状況

  • 雨で濡れた靴をそのまま入れている
  • 靴箱にすき間がなく、空気が動かない
  • マットやスリッパの裏が湿っている

対策ポイント

  • 靴は乾かしてから収納、特に梅雨〜秋に注意
  • 靴箱は詰めすぎず、下段には乾燥剤を
  • 玄関ドア近くにサーキュレーターを設置して空気を循環させると◎

浴室のカビは「湿度と放置時間」がカギ

よくある状況

  • 浴室の換気扇を“入浴中だけ”使っている
  • 壁や床が濡れたまま放置されている
  • シャンプーボトルの下に黒カビが…

対策ポイント

  • 入浴後も換気扇は「2~3時間以上」稼働させる(可能なら24時間)
  • 壁や床をスクイージーやタオルで拭き取るだけでも効果あり
  • 小物類は吊り下げ収納で底面の水たまりをなくす

窓まわり・カーテンのカビは「結露」が原因

よくある状況

  • 冬場、窓にびっしり結露がついている
  • 結露水がサッシやカーテンの布地に染み込んでいる
  • カーテンの裏側に黒い斑点…

対策ポイント

  • 結露シートや吸水テープを貼って水分を吸収
  • カーテンは定期的に洗濯&裏返して干す
  • 内窓(二重窓)設置や断熱フィルム貼付けで結露そのものを減らすのも◎

リビング・寝室のカビは「加湿しすぎ」に注意

よくある状況

  • 加湿器を常時使用している
  • 湿度が70%を超えても気づかない
  • ソファ裏やベッド下に風が通らない

対策ポイント

  • 湿度計を設置して、快適な湿度(40〜60%)を常に把握
  • 家具の配置を工夫して、空気の通り道を作る
  • 寝具は週1回は干す or 布団乾燥機を活用

まとめ

「カビ」は見えてから慌てるのではなく、見えないうちに防ぐのがベストです。
特にマンションでは通気・換気・収納の工夫次第で、湿気環境を大きく改善できます。

カビ予防の基本3ステップ:

  • 空気を「止めない」=換気&風の通り道を意識
  • 湿度を「上げすぎない」=湿度計+調湿グッズの活用
  • モノを「詰めすぎない」=隙間と空間を意識した収納

小さな手間で、カビ知らずの快適空間に。気づいた“今”が対策のタイミングです。

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