はじめに
オートロック付きマンションに住んでいても、玄関ドアの防犯対策が不十分だと空き巣のターゲットになることがあります。実際、「ドアを閉めただけ」「鍵をかけただけ」で済ませてしまいがちな人も多いのではないでしょうか?この記事では、誰でも今すぐ始められる“侵入リスクを下げるための玄関ドア対策”を5つ紹介します。
ダブルロック(補助錠)を設置する
マンションの玄関ドアは、上下2つの鍵が標準でついていない物件もあります。しかし、鍵が1つだけだとピッキングの標的になりやすいのが実情。補助錠を追加するだけで、侵入にかかる時間が大幅に増え、防犯性が高まります。
ポイント
- 工事不要の「貼り付け式補助錠」なら賃貸でもOK
- 不在時・就寝時は両方の鍵をかけるのが鉄則
ドアスコープにカバーをつける
意外と見落とされがちなのが、ドアスコープ(のぞき穴)から室内を覗かれるリスクです。外から特殊な器具で中の様子をうかがわれるケースもあります。
対策アイテム
- スライド式やマグネット式の「スコープカバー」
- ドアスコープ自体を「覗き返せないタイプ」に交換するのも効果的
チェーンロックやドアガードを“使う癖”をつける
在宅時に宅配業者が来た時など、ドアを開ける前にドアガードをかけるのは基本中の基本。しかし、実際には面倒でそのままドアを開けてしまう人も少なくありません。
おすすめ習慣
- 宅配受け取りは「ドアガードをかけたまま応答」をルール化
- 不審な来訪者が来た場合、決してドアを開けずインターホンで対応
外から「不在」とわかる要素を減らす
新聞・チラシ・不在票が溜まっていると、長期不在だと悟られやすくなります。玄関ドア周辺が“生活感ゼロ”だと、空き巣に狙われるリスクが上がります。
ちょっとした工夫
- 宅配ボックスの利用や再配達の活用
- チラシは投函されたらすぐに回収
- センサーライトやスマートロックの遠隔操作も有効
開閉時の“クセ”を見直す
防犯カメラがついているマンションでも、玄関の開閉が“無防備”だと盲点になります。一瞬の隙に侵入されたり、扉の閉まりが不十分でロックがかかっていなかった…という事例も。
実践ポイント
- 自動で閉まるドアでも「手で押して完全に閉める」習慣を
- 鍵をかける→ドアノブを引いて施錠確認
- 騒がしい時間帯(朝夕)は特に注意