はじめに
掃除しても、すぐ靴が散らかる。
来客前にあわてて片づけるけど、翌日には元通り。
そんな“玄関ゴチャつき問題”、実はモノの量や収納スペースの問題だけではないかもしれません。
この記事では、マンションの玄関にありがちな片づかない原因と、すっきり見える収納のコツを解説します。
靴が「出しっぱなし」になってしまう
よくある状況
- 家族の人数×2〜3足が常に床に出ている
- 来客用のスリッパが床置き状態
- 雨の日の靴や長靴がそのまま放置
解決アイデア
- 一人一足まで“出してOK”ルールを家族で共有
- 濡れた靴の一時置きスペース(吸水マットなど)を確保
- スリッパスタンドで省スペースに収納
「一時置き」の荷物が増えすぎる
よくある状況
- ネット通販の段ボールが玄関に滞留
- ゴミ出し前の資源ゴミが玄関脇に積まれている
- ベビーカーや買い物袋を“とりあえず”玄関に
解決アイデア
- 宅配段ボールはその日のうちにたたむ習慣を
- 壁掛けフックやワゴンを導入して“浮かせる収納”に
- 棚上に「一時置きボックス」を用意し、床に置かない導線を作る
「収納のサイズ」が合っていない
よくある状況
- シューズボックスの棚間が狭く、ブーツが入らない
- 小物(傘・靴ベラ・鍵・アルコールなど)が散乱
- シューズボックスの“奥”に何があるか不明
解決アイデア
- 棚板を可動式に調整して、靴の高さに合わせる
- 扉裏に収納ポケットを設置し、小物類を分類収納
- 透明ボックスやラベルで「見える収納」にすると出し入れがスムーズ
「来客時の動線」が整っていない
よくある状況
- 来客時、靴の脱ぎ履きスペースが確保できない
- スリッパが揃っていない・探せない
- 傘や荷物を避けながら案内する状態に
解決アイデア
- 玄関マットを小さめにし、床面積を確保
- おもてなし用スリッパは「専用ラック」にひとまとめ
- 傘立ては“省スペース&通気性”を重視して配置
「明るさ」と「印象」がごちゃつき感を強調している
よくある状況
- 玄関照明が暗く、奥行きがなく感じる
- 傘立て・マット・収納がバラバラなデザイン
- インテリアが“雑多感”を助長
解決アイデア
- センサーライトや白色系のLEDに交換し、空間を明るく見せる
- 玄関内は2〜3色に配色を絞ると“整って見える”
- 植物やアートを1点だけ置くと、視線を集めてスッキリ効果
まとめ
玄関は「家の顔」ともいえる場所。散らかる原因は、単なるモノの量だけでなく、収納・動線・見せ方の工夫次第で大きく変わります。
見直すべき5つのポイント:
- 靴の出しっぱなしをルール化
- 一時置きスペースの整理
- シューズボックスの“中身”再設計
- 来客動線と使用頻度の分離
- 見せる収納と印象アップのひと工夫