マンション購入時、多くの人が最初に注目するポイントの一つが「角部屋」であることかと思います。
角部屋には独特のメリットとデメリットが存在し、また、そのリセールバリュー(再販価値)にも影響を及ぼします。
今回は、それらについて考えてみたいと思います。
角部屋を購入するメリット
明るさと風通し
角部屋は最低でも2面が外に面しているため、自然光がたっぷりと入ります。
また、窓を開けると2方向から風が通るため、通気性も抜群です。
静かさ
隣に住戸が一つしかないため、隣人からの騒音が少なくなります。
これは、家で集中して仕事をしたい人や、静かな環境を好む人にとって大きなメリットとなるでしょう。
プライバシー
隣接する部屋が少ないため、プライバシーがより保たれます。
窓から他の部屋を覗かれる可能性が低くなります。
角部屋を購入するデメリット
温度変動
角部屋は外部に面している壁が多いため、気温の変動に弱いです。
寒冷期には暖房、暑い夏には冷房の利用が多くなり、エネルギー費用が高くなる可能性があります。
出窓にはカーテンを取り付けて、外気からの影響を受けすぎないようにしましょう。
管理費用
角部屋は面積が広くなる傾向があるため、管理費用や修繕積立金が高くなる可能性があります。
また、出窓があることが多いため、掃除の手間や手入れの必要があります。
角部屋のリセールバリュー
角部屋は一般的に非常に人気があり、再販市場でも高い価格がつきやすい傾向にあります。
その理由は、上述したようなメリットが大きく影響しています。
明るさ、風通しの良さ、静かさ、プライバシーの確保など、多くの人が求める要素が揃っているからです。
ただし、その一方で、価格が高くなりすぎると購入層が限定され、売却に時間がかかる可能性もあります。